さいがた動物病院では、各種、予防注射を用意しています。
病気の中には、ワクチンや薬で予防できるものがあります。予防を続けることで、大切なワンちゃん、ネコちゃんの健康を守ることができます。
免疫力が衰えてしまうこともあるのでワクチンは年1回の接種をおすすめします。
生涯を通して、伝染病の予防を心がけましょう。
狂犬病は、発病するとほぼ100%死亡し治療法がないおそろしい感染症です。
日本は島国のため徹底した野犬対策などにより対策が効果を上げ、1957年以後患者の発生はありません。
イヌからの感染が多いので「犬」と名がついていますが、他の哺乳動物からも感染することがあります(*)。
2006年8月に日本人がフィリピンで犬にかまれ日本に帰国後11月に狂犬病を発病し死亡した例が報告されています。
(*)ネコ、アライグマ、スカンク、コウモリ、キツネ、ジャッカル、マングースなど。馬、牛なども感染し感染源になることがあります。
参考:厚生労働省検疫所HP
詳細情報はこちら(厚生労働省検疫所HP)へ
各国の狂犬病発生状況も見やすい地図で確認できます。
混合ワクチンとは、ワンちゃん同士、猫ちゃん同士で伝染する病気のうち、ワクチンで予防できる複数の伝染病を、1本の注射 にまとめたものです。
さいがた動物病院では、ワンちゃんは5種か7種、ネコちゃんは3種か5種の混合ワクチンを用意しております。
混合ワクチン接種は、「狂犬病予防接種」のように義務付けられていないため、あくまで飼い主さんの任意接種となりますが、トリミングやペットホテルをご利用の場合は狂犬病予防接種同様、混合ワクチン接種もご利用の際の必須条件となっています。混合ワクチンで予防可能な病気の中には、依然発生しているものもあるため、当院では伝染病蔓延防止のためにも、1年に1回の混合ワクチン接種をおすすめしています。
犬フィラリア症は、蚊の媒介により「犬糸状虫」という寄生虫が、犬の肺動脈や心臓に寄生して起こる病気です。 蚊が子虫(ミクロフィラリア)を保有する犬(フィラリア陽性犬)を吸血することにより、蚊の体内へ入ります。 蚊の体内では子虫から感染幼虫まで成長し、未感染の犬を吸血する際に傷口から幼虫が犬の体内へ侵入して感染します。 フィラリアが寄生することで血流が悪くなり、様々な障害が出現します。放置すれば死に至ることもある、犬にとって非常に恐ろしい病気です。
外に出ると、どうしてもノミ・ダニがついてしまいます。ノミがつくと皮膚病を起こしたり、寄生虫がお腹に入る原因にもなってしまいます。
ノミ・ダニは環境条件が整えばものすごい繁殖力を持つ寄生虫です。 ワンちゃんネコちゃんにノミが寄生・産卵し、その卵は床に滑り落ちていきます。畳やカーペットの中に入り込んでしまった卵は室温が約18℃以上であれば卵から孵化して幼虫→サナギになります。そして周囲のゴミや食べ物のかすなどを食べて脱皮を繰り返し成長していきます。そして気が付くと家の中でノミが大発生…!という事態になってしまい、場合によっては我々人間にまで被害が及んでしまいます。
近年は薬剤の有効性・安全性の面から、スポット(滴下)式の駆除剤が駆除・予防の手段として主流ですが、内服薬やお肉タイプのノミ・マダニ駆除剤もあります。
当院でも複数の駆除剤を使用しております。使用しているダニ・ノミ駆除剤の詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。
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